ブログ

北摂で永く住まえる家造り=地球にやさしい家造り その2

2018年04月13日
テーマ

地球環境に貢献できる家造り

日本は世界に誇るほどの豊かな森林を抱えています。下のグラフでは世界の代表的な国々の中に加えて、日本の都道府県のなかで森林率の上位と最も少ない県を比べてみました。

国別では、日本は68%でフィンランドに次いで森林率の高い国です。

皆さんご存知の通り、国連では地球温暖化を防ぐ為に、CO2の排出量削減に各国で取り組む事になっています。その中での日本の取り組みは、森林の光合成によるCO2吸収が見込まれています。目標としているCO2削減のおよそ1/4が森林で達成できることとなります。

この事実を知るだけでも、森林がどれだけ地球環境を維持するために大切と考えられているかがわかります。

ところが、樹木は若いうちはCO2削減に貢献できますが、樹齢が重なるとCO2吸収も鈍くなります。CO2の吸収が鈍くなった樹木は伐採し材料として使用する、そして若くて元気な樹と交代させる。時には伐採してあげることも大事なことです。

ただ伐採してもできる限り、長く使うものに利用することが大切で木造住宅は最も有効なものです。

では、実際に家にはどれだけの炭素量が蓄えられているのでしょうか。一般的な住宅ではおよそ23.7㎡の木材が使われていると言われます。



この1棟に使われている木材には17トンものCO2の量が含まれています。家を守り続けるということは、これだけの林や森を守り続けることと同じなのです。

初めに書いてきた通り、日本は世界の中でも有数の森林資源国になっています。この資源を有効に活用しない手はありません。しかも、伐採して森林を更新していくことが、環境に貢献することです。

そして、しっかりとしたスケルトンで家を建て、リフォーム・リノベーションを行い住む継いでいき、家を守ってゆくことも地球環境に貢献することです。それが国産材であれば、最も理想的ことです。なので、家と地球環境問題は、切っても切れないほど、縁の深いものなのです。

最近は住宅の省エネルギー化が随分と進み、省エネルギー化こそがCO2削減につながっているような風潮ですが、正しい木造住宅こそとても地球にやさしいという事を忘れたくないですね。

当社はFSC規格を持った高知県のゆすはらの木材を使って家を建てています。地球環境まで考えた「ゆすはらの家」、せっかくですからそんな家を建ててみませんか?