私たちの家造り

「築100年の蔵を取り壊して、新しい家を建てたい」 というご相談がありました

あるご家族から、明治時代に建てられた築100年の蔵を取り壊して、新しい家を建てたいというご相談がありました。伺ってみると、切り妻屋根に瓦が乗り、外壁を銅板で葺かれた、立派な佇まいの2階建ての建物でした。内部は古い家の独特の臭いがしましたが、どっしりとした家の存在感に、圧倒されました。

硬く踏みしめられた版築の土間、30cmの厚さがある土壁、大屋根を支える松の梁。自然の恵みによって築き上げられた空間には、程よい湿度と温度が保たれています。

先人達が残した築100年の蔵を、後世に残すことは、今を生きる私たちに求められる大切な役割だと感じました。その想いは、建て主のご家族をはじめ、親族のみなさんにも共感いただけ、ました。築100年の蔵を、再生して、後世に繋いでいこう! 取り壊しをせずに、リノベーションとして、蔵を蘇らせることを託されました。

一番の課題は光でした。蔵の中は日中でも暗く、照明を着けないと、歩くことも容易ではありません。そこで屋根面にガラスの天窓を設けました。屋根からの採光は、壁面の窓に比べて3倍も明るいのです。天窓の設置により、2階は劇的に明るくなりました。2階の明るさを1階にまで導くために、2階の床の一部を撤去して、強化ガラスを設置しました。もちろん歩いても問題ありません。1階の寝室と子供部屋にも、太陽の光を届けることができたのです。

リフォームとリノベーションの違い

リフォーム

「リフォーム」とは、一般的に古くなった建物を新築時の元の状態に戻すことをいいます。英語で「reform」は「制度・事態などを改善する」という意味です。マイナス状態のものをゼロの状態に戻す「回復」という意味合いとして多く使われています。

住宅でリフォームという言葉を使用するときは、家の一部が壊れていたり、老朽化したりしている箇所を直したり、修理したりすることを意味します。外壁の塗り直しや、浴室やトイレなどの水場廻り設備の変更、外壁の塗替えや張り替えなどがリフォームに当たります。

リノベーション

「リノベーション」とは、現状の建物に大規模な工事を行ない、新築のときよりも性能を向上させ使いやすさを改善したりすることで、元の状態以上の新たな価値を付加することをいいます。

英語で「renovation」は、「修復、刷新」という意味を持っています。
リフォームがマイナスの状態のものを、ゼロの状態に戻すための機能の回復という意味を持っているのに対して、リノベーションはそこから新しい機能や使いやすさを改善させることを意味します。

子供が大きくなったので、部屋の仕切りを増やして新しく部屋を作ったり、災害に備えて耐震性を高める耐震工事を行ったりすることが、「リノベーション」に当たります。

 

リノベーションという考え方 = 元の状態以上の新たな価値を付加すること

私たちは、日々の暮らしの中で、その日の気分や体調や相手によって、好きな場所で好きな物を自由に食べています。衣・食・住の内、衣・食は自由であるのに、一番高価である住としての住まいが、自由ではないのは、どうしてなのでしょうか。

世の中で造りだされている新築戸建住宅やマンションのほとんどは、コストや売りやすさを求められて作られています。このため、ライフスタイルをその家に合わせざるを得ない状況が、今の日本の住宅事情といえるでしょう。

家族構成やライフスタイルに合わせた住宅を求め、本当の意味での注文住宅を建築しようとするとコストが上がってしまいます。人それぞれ価値観や住まいに対する想いは、本来、十人十色。もっと自由で、多くの人に現実的な住宅購入の選択肢は創れないのだろうか。

そんな思いを巡らせていくなかで、中古住宅を活用したらどうだろう? という考えに辿り着きました。自分らしい住まいを実現するため、中古住宅を購入して、注文住宅のようにリノベーションする。

中古住宅には老朽化や耐震、住宅ローンや物件調査などが大変だという、イメージも確かにあるけれど、高度成長期とともに現在まで創られ続けてきた優良な中古住宅は、ドンドン市場に供給されています。そうした物件を活用してリノベーションすることは、新築住宅よりも低コストで、自分らしい理想の住まいを自由に創ることができるのです。

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